地震保険は火災保険とセットで契約する

火災保険では、地震等を原因とする火災、埋没、流失による建物や家財に発生した損害は補償されません。地震等を原因とする延焼や被害の拡大による損害もまた、火災保険では補償されません。

そのため、地震による建物や家財の損害に備えるために地震保険に入っておかなければなりません。

地震は、損害の大規模化、発生の予測の困難さから民間の損害保険会社だけで補償するのが難しいため、「地震保険に関する法律」に基づき政府とともに地震保険を運営して補償するようになっています。

そして、補償の対象となるのは居住用の建物や家財に限定されており、それ以外のものは補償対象外です。

なお、地震保険は、一種の社会保障制度であるため、保険料は一律です。

地震保険は、単独での契約はできません。必ず居住用の建物や家財の火災保険とセットで契約することになります。

また、契約する際は、火災保険の契約に原則自動付帯です。ただし、契約者の意思により地震保険に加入しないこともできます。火災保険の主契約が建物と家財の場合には、どちらか一方にだけ地震保険を掛けることも可能です。

仮に火災保険の契約時に地震保険に加入しなかったとしても、火災保険の契約期間中なら地震保険に入ることができます。