傷害保険は職業によって保険料が異なる
傷害保険は、ケガによる損害を補償する保険であることから、ケガのしやすさに応じて保険料が異なります。
しかし、ケガをしやすいかどうかは、傷害保険に加入しようと思っている人を見て判断することはできません。そこで、傷害保険の保険料は、保険に加入しようと思っている人の職業別に決められています。そのため、性別や年齢は傷害保険の加入に関係ありません。
傷害保険の職業区分
傷害保険では、ケガをする確率が低いA級とケガをする確率が高いB級に職業が区分されています。
保険料は、A級が安く、B級が高くなります。
職業区分 | A級 | B級 |
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主な職業 | 事務職、営業職、教員、医師、税理士、弁護士、販売従事者、サービス職業作業者、自動車整備・修理工、飲食料品製造作業者、芸術家など | 農林業作業者、漁業作業者、建設作業者、自動車運転者、土木作業者など |
大雑把に言うと、肉体労働者はB級に該当する可能性が高く、傷害保険の保険料が高めとなります。
ご自身の職業がB級に該当すると、保険料が高くなるから傷害保険に加入するのをやめたくなりますが、B級に該当する仕事ほどケガをする危険があるので、積極的に傷害保険への加入を検討すべきです。
なお、職業が、レーサーやプロの登山家のようにB級よりもさらに危険な場合は、傷害保険に加入できません。傷害保険に加入できる場合でも、保険料が割り増しになります。特に危険な職業に従事されている方は、傷害保険に加入できそうかどうか、保険会社やファイナンシャルプランナーのような保険のプロに一度相談してみましょう。