国内旅行傷害保険は旅行中にケガをした場合に定額払いで補償
国内旅行傷害保険は、海外旅行傷害保険と同じように旅行中の事故を補償する保険です。
ただし、国内旅行傷害保険は病気の補償はありませんし、治療費の支払いは実損填補ではなく定額払いという点で、海外旅行傷害保険とは補償の内容が異なっています。
国内旅行傷害保険の補償内容
国内旅行傷害保険の補償内容には、主に以下のものがあります。
項目 | 補償内容 |
---|---|
傷害死亡 | 旅行中の事故により死亡した場合に補償。 |
傷害後遺障害 | 旅行中の事故により後遺障害になった場合に補償。 |
入院保険金 | 旅行中に事故に遭遇し入院した場合に入院日額3,000円や5,000円といった形で定額の保険金が支給される。 |
通院保険金 | 旅行中の事故で入院し、その後に通院が必要となった場合に通院日額3,000円といった形で定額の保険金が支給される。 |
手術保険金 | 旅行中の事故が原因で手術が必要になった場合に入院日額の10倍、20倍、40倍といった形で定額の保険金が支給される。 |
賠償責任 | 国内旅行中に他人にケガをさせたり、他人の物を壊したりした場合に補償。 |
携行品損害 | 旅行中に持ち物を壊したり盗まれたりした場合に補償。 |
救援者費用 | 国内旅行中に事故に遭い入院した場合など、家族が現地に駈けつけるための費用を補償。 |
国内航空機遅延保険 | 乗継遅延費用、出航遅延費用、寄託手荷物遅延費用、寄託手荷物紛失費用を補償。補償額は、2万円や4万円のように定額の場合がほとんど。 |
国内旅行傷害保険は、保険料が低額で、1,000円以下で加入できます。また、インターネットでも契約可能なので、出張前や旅行前に国内旅行傷害保険に加入しておくと安心です。
クレジットカードにも付帯している
国内旅行傷害保険は、クレジットカードにも付帯していることがあります。
保険の適用条件には、持っているだけで手続きなしに保険が適用される自動付帯と事前にツアー代金やホテルの宿泊料金などをクレジットカードで決済した場合に適用される利用付帯があります。
海外旅行傷害保険の場合は、自動付帯のクレジットカードが多く、特にゴールドカード以上のグレードのクレジットカードであれば、ほとんどが自動付帯です。ところが、国内旅行傷害保険は、利用付帯のクレジットカードが多く、ゴールドカードでも自動付帯でない場合があります。
もしも、これから国内旅行傷害保険が付帯しているクレジットカードを作る場合は、できるだけ自動付帯のクレジットカードを持つのがおすすめですが、利用付帯でも旅費をカード決済するようにしておけば問題ありません。
また、すでに医療保険に加入している場合には、旅行前に国内旅行傷害保険に加入する必要性は乏しいでしょう。