医療保険の給付金の申請には医師の診断書が必要
不幸にして病気やケガで手術や入院が必要になった場合、医療保険に加入しておけば、保険会社が定める金額の保険金を受け取ることができます。
しかし、保険金を受け取ることができると言っても、医療保険の加入者が保険会社に手術や入院をすることを連絡しなければ保険金は支給されません。保険会社は、あなたが、いつ、どのような理由で医療機関で治療を受けるのか知りませんから当たり前ですね。
手術や入院が決まったらすぐに保険会社に連絡する
体調が悪く病院で診てもらったら、手術しなければならなくなった。
そのような場合には、速やかに保険会社の担当者に連絡をしましょう。
退院してから保険会社に連絡しても、保険金の支払いを受けることはできます。しかし、保険金を受け取るためには医師の診断書が必要になるので、退院後にまた病院に行って診断書を書いてもらうのは手間がかかります。
そのため、手術や入院が決まったら、すぐに保険会社に連絡し、担当者から保険金の申請にどのような手続きが必要になるかを確認しておきましょう。
入院中に主治医に診断書を渡す
私も、以前に簡単な手術ではあったのですが、入院を必要とする治療を受け医療保険の給付金を申請したことがあります。
入院の前に保険会社の担当者に手術をすることを伝えると、すぐに自宅に来てもらえ、診断書を手渡されました。
診断書は保険会社への提出用と被保険者の控用が複写となっていました。医師の控用もあったかもしれませんが覚えていません。それと、医師がどのように診断書を書いたら良いのかが記載された説明書もありました。
手術や入院のために病院に行ったら、主治医の先生に診断書を書いてもらうように依頼します。私は、手術後の入院期間中に主治医の先生に診断書を渡しましたが、病院に到着したらすぐに診断書を渡しておいた方が良いでしょう。術後の痛みで、診断書を渡すことを忘れてしまうこともあるかもしれませんからね。
なお、医師の診断書は無料では書いてもらえません。私が手術を受けた時は、診断書を書いてもらうのに5,000円かかりました。保険適用ではないので全額自費ですし、消費税も上乗せされました。私の医療保険の入院日額が5,000円でしたから、1日分の入院給付金と引き替えに診断書を書いてもらったようなものです。
退院後も保険会社に連絡する
手術を終え退院したら、保険会社に連絡し、医師に書いてもらった診断書を自宅に受け取りに来てもらいます。
できるだけ早い方が良いですが、術後の疲れが残っている場合は、落ち着いてから連絡しても構わないでしょう。
保険金の受け取りですが、私の場合は保険会社に診断書を提出してから、1ヶ月もかからずに保険契約時に登録した銀行口座に保険金が振り込まれました。
医療保険の給付金申請のまとめ
医療保険の給付金の申請から受け取りまでにしなければならないことをまとめると以下の通りです。
- 手術や入院が決まったら、すぐに保険会社に連絡する。
- 入院時に主治医に診断書を書いてもらうよう依頼する。
- 退院後もすぐに保険会社に連絡し、診断書を自宅に取りに来てもらう。
なお、医療保険に通院特約を付けている場合は、保険会社の担当者に診断書を提出する際に手続方法を確認しておきましょう。

